医薬経済オンライン

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深層◎価格交渉

薬価差圧縮目標の「本音」

加算メーカーが気を揉む価格水準

2010年6月1日号

 どのような商売にも「相場観」というものが存在する。 製品の取引価格がどの水準で落ち着くのかが、企業存続の生命線となる。ところが、企業は自らの首を絞めるとわかっていても、過度な値引き合戦に突入してしまう。 2年前の08年度。医薬品卸は「史上最悪の決算」とトップが宣言するほどの競争に明け暮れ、利益を大幅に減らした。一方、10年度は「同じ轍を踏まない」と利益確保に全力を挙げるそうだ。 「本当にできるのかな」 外資メーカー幹部は苦笑いしながら話す。だが、卸の相場観では、それが可能だと言うのだ。  どのような商売にも「相場観」というものが存在する。 製品の取引価格がどの水準で落ち着くのかが、企業存続の生命線となる。ところが、企業は自らの首を絞めるとわかっていても、過度な値引き合戦に突入してしまう。 2年前の08年度。医薬品卸は「史上最悪の決算」とトップが宣言するほどの競争に明け暮れ、利益を大幅に減らした。一方、10年度は「同じ轍を踏まない」と利益確保に全力を挙げるそうだ。 「本当にできるのかな」 外資メーカー幹部は苦笑いしながら話す。だが、卸の相場観では、それが可能だと言うのだ。

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