民主と自民のお寒い公約づくり
もはや国民に信用されない「マニフェスト」
2010年6月1日号
「いいのができたでしょう」 民主党内で医療政策の立案を主導する桜井充参院議員は自慢げに語っていた。7月の参院選に向けたマニフェストづくりで、党国民生活研究会・第1分科会を率い、4月下旬に医療・介護分野で盛り込む候補11項目を決めた。 時間的な制約もあり、ベテラン医系議員の桜井氏と若手の梅村聡参院議員が「医療のプロ」を振りかざして、中身を固め、ほかの大勢の議員の声は「参考」程度の扱いにとどめた。 11項目は、医療提供体制の整備、医療の安心・納得・安全、予防医療の推進、感染症などの対策の拡充など。医療提供体制のなかに、医学部定員の1.5倍増、12年度診療報酬のプラス改定が含まれる。 ところが、「いいのができた」と言われても、ピンとこない。総花的で目玉に欠け、国民や医療関係者が強く共感を覚えるようなインパクトがない。 仮に、これが優れたものだとして、も...
「いいのができたでしょう」 民主党内で医療政策の立案を主導する桜井充参院議員は自慢げに語っていた。7月の参院選に向けたマニフェストづくりで、党国民生活研究会・第1分科会を率い、4月下旬に医療・介護分野で盛り込む候補11項目を決めた。 時間的な制約もあり、ベテラン医系議員の桜井氏と若手の梅村聡参院議員が「医療のプロ」を振りかざして、中身を固め、ほかの大勢の議員の声は「参考」程度の扱いにとどめた。 11項目は、医療提供体制の整備、医療の安心・納得・安全、予防医療の推進、感染症などの対策の拡充など。医療提供体制のなかに、医学部定員の1.5倍増、12年度診療報酬のプラス改定が含まれる。 ところが、「いいのができた」と言われても、ピンとこない。総花的で目玉に欠け、国民や医療関係者が強く共感を覚えるようなインパクトがない。 仮に、これが優れたものだとして、もっ
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