IMSデータに見る市場動向
薬効別で「抗腫瘍剤」がトップに肉薄
09年度国内医療用市場は6.3%増
2010年6月1日号
IMSジャパンのトップラインデータによると、09年度(09年4月〜10年3月)の国内医療用医薬品市場(薬価ベース)は、前年度比6.3%増の8兆8967億5900万円になった。08年度の2.9%増に比べて高い伸び率となったのは、薬価改定がなく、新型インフルエンザが流行したためだ。金額としては08年度を5300億円近く上回った。市場別(表1)では、病院が5.9%増、開業医が4.7%増だったのに対し、調剤薬局は7.9%増と、年度ベースで初めて3兆円を超えた。 表2は、売上規模による上位10薬効である。最も伸び率が高かった2位の「抗腫瘍剤」は、前年度の12.5%増を上回る伸び率で5000億円台に突入。その牽引役が、61.4%増となったアバスチン(458億100万円)だった。トップ製品のグリベック(1.1%増の460億4700万円)に肉薄した。ほかにも、ハーセプチン(12.3%増の358億7400万円)、アービタックス(323.2%...
IMSジャパンのトップラインデータによると、09年度(09年4月〜10年3月)の国内医療用医薬品市場(薬価ベース)は、前年度比6.3%増の8兆8967億5900万円になった。08年度の2.9%増に比べて高い伸び率となったのは、薬価改定がなく、新型インフルエンザが流行したためだ。金額としては08年度を5300億円近く上回った。市場別(表1)では、病院が5.9%増、開業医が4.7%増だったのに対し、調剤薬局は7.9%増と、年度ベースで初めて3兆円を超えた。 表2は、売上規模による上位10薬効である。最も伸び率が高かった2位の「抗腫瘍剤」は、前年度の12.5%増を上回る伸び率で5000億円台に突入。その牽引役が、61.4%増となったアバスチン(458億100万円)だった。トップ製品のグリベック(1.1%増の460億4700万円)に肉薄した。ほかにも、ハーセプチン(12.3%増の358億7400万円)、アービタックス(323.2%増の
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