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日医ウォッチング

新政権の医師不足対策を「否定」したものの…

「ストップ !! 医療崩壊」の具体策はどこに

2010年6月1日号

 「反対」 「慎重な検討が必要」 「慎重にやるべき」 4月14日、日本医師会は原中勝征会長が誕生して初めての記者会見に臨んだ。原中氏や新しい常任理事の挨拶の後、旧執行部から中心メンバーだった中川俊男副会長(写真)が配られた資料の説明を始めた。 政権が交代して以降、民主党が打ち出した医療政策に対する見解が並んでいる。7項目のうち3項目は、医療崩壊の大きな要因とされる「医師不足」への新たな対策だ。 ①医学部の新設②診療看護師の導入③外国人医師の活用——。 だがこの日、中川氏は口頭で「反対」「慎重」などの言葉を並べ、ことごとく民主党の施策を批判した。 まずは医学部の新設。 日本の人口1000人当たりの医師数は2.1人で、OECD加盟30ヵ国中27位だ。医療崩壊を防ぐためには、医学部卒業生を増やす必要がある。このためには医学部の定員を増やすだけでなく、医学部そのもの...  「反対」 「慎重な検討が必要」 「慎重にやるべき」 4月14日、日本医師会は原中勝征会長が誕生して初めての記者会見に臨んだ。原中氏や新しい常任理事の挨拶の後、旧執行部から中心メンバーだった中川俊男副会長(写真)が配られた資料の説明を始めた。 政権が交代して以降、民主党が打ち出した医療政策に対する見解が並んでいる。7項目のうち3項目は、医療崩壊の大きな要因とされる「医師不足」への新たな対策だ。 ①医学部の新設②診療看護師の導入③外国人医師の活用——。 だがこの日、中川氏は口頭で「反対」「慎重」などの言葉を並べ、ことごとく民主党の施策を批判した。 まずは医学部の新設。 日本の人口1000人当たりの医師数は2.1人で、OECD加盟30ヵ国中27位だ。医療崩壊を防ぐためには、医学部卒業生を増やす必要がある。このためには医学部の定員を増やすだけでなく、医学部そのものを

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