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後発医薬品処方実態(09年11月)②

高脂血症用剤と血圧降下剤の処方が停滞

2010年6月1日号

 今回は、09年4〜11月の8ヵ月間の後発品市場規模(内服薬)を08年、07年の同時期と比較しながら薬効別に分析を加えた。それによれば、09年の市場合計は前年同期比34.0%増の1612億円と月商200億円を超えた。これは、先発品を含めた市場規模2兆4060億円(24%増)の6.7%を占める。この割合は、前年の6.2%、07年の5.4%に比べ期待通りのアップとは言えまい。 大薬効の市場規模をみると、循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤がトップ3で変化はなく市場全体の60%弱を占めている。このなかでは、循環器官用薬の2年連続50%台の伸びが目を引く。なお、伸び率に限れば、トップ10入りを果たした腫瘍用薬が約3倍増、処方割合も1.4%から3.2%へ急進展をみせている。 一方、小薬効では血管拡張剤が163億円(市場占有率10.1%、前年同期比2.3倍)と前年の3位からトップに躍り出た。以下消化性潰瘍用剤152...  今回は、09年4〜11月の8ヵ月間の後発品市場規模(内服薬)を08年、07年の同時期と比較しながら薬効別に分析を加えた。それによれば、09年の市場合計は前年同期比34.0%増の1612億円と月商200億円を超えた。これは、先発品を含めた市場規模2兆4060億円(24%増)の6.7%を占める。この割合は、前年の6.2%、07年の5.4%に比べ期待通りのアップとは言えまい。 大薬効の市場規模をみると、循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤がトップ3で変化はなく市場全体の60%弱を占めている。このなかでは、循環器官用薬の2年連続50%台の伸びが目を引く。なお、伸び率に限れば、トップ10入りを果たした腫瘍用薬が約3倍増、処方割合も1.4%から3.2%へ急進展をみせている。 一方、小薬効では血管拡張剤が163億円(市場占有率10.1%、前年同期比2.3倍)と前年の3位からトップに躍り出た。以下消化性潰瘍用剤152億円

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