医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

フロントライン

医療崩壊食い止める大胆な規制改革

2010年6月1日号

 医療分野は基本的に官制市場である。官によるコントロールが急増する医療需要に供給が追いつかない状況を生み出し、それも医療崩壊の原因になっている。医療分野を本気で日本の戦略産業と位置付けるのなら、まず医療に関する可能な限りの規制を撤廃するドラスティックな政策を実行すべきだ。 厚生労働省は、特定看護師問題や外国人医師の国内での医療行為の拡大、メディカルツーリズムや医療ビザ創設などの規制緩和策を検討している。だが、これまでの厚労省の手法では、時間がかかり過ぎ、急増する多様な医療ニーズのどれひとつも満たすことはできない。また、国際的にも変化のスピードに対応できていない。韓国やシンガポールなどでは、日本より優れた医療が行われている。 規制改革が論じられるとき、象徴的事例として「混合診療禁止ルール」がある。厚労省は患者・国民の医療安全の確保を根拠と...  医療分野は基本的に官制市場である。官によるコントロールが急増する医療需要に供給が追いつかない状況を生み出し、それも医療崩壊の原因になっている。医療分野を本気で日本の戦略産業と位置付けるのなら、まず医療に関する可能な限りの規制を撤廃するドラスティックな政策を実行すべきだ。 厚生労働省は、特定看護師問題や外国人医師の国内での医療行為の拡大、メディカルツーリズムや医療ビザ創設などの規制緩和策を検討している。だが、これまでの厚労省の手法では、時間がかかり過ぎ、急増する多様な医療ニーズのどれひとつも満たすことはできない。また、国際的にも変化のスピードに対応できていない。韓国やシンガポールなどでは、日本より優れた医療が行われている。 規制改革が論じられるとき、象徴的事例として「混合診療禁止ルール」がある。厚労省は患者・国民の医療安全の確保を根拠として

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence