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From Local to Global 私と公衆衛生

三師会と切っても切れない縁

第20回

国際医療福祉大学副学長 岩尾總一郎(元厚労省医政局長)

2010年6月1日号

 厚生労働省の医政局は01年の省庁再編前までは、「健康政策局」と呼ばれていた。口の悪い連中は「検討政策局」と揶揄する。政策の決定に当たり、検討会を開いて議論し、報告書に基づいて通知を出すのだが、この検討会がやたらと多かったからだ。 検討会には学識経験者、法曹関係者、最近は一般市民代表も選出されるが、当然、医療分野の利害関係者が加わる。医師会、歯科医師会、看護協会の代表は医療政策決定上外せないが、会議が国民利用者の目線でなく、医療提供者側だという批判も多かった。 この三師会、職能団体を代表する公益法人組織であり、それぞれ会員は業務独占の国家資格を持つ。通常は厚労省の官僚とも和気あいあいの関係を保っているが、自分たちの所管領域が侵される話には敏感だ。  厚生労働省の医政局は01年の省庁再編前までは、「健康政策局」と呼ばれていた。口の悪い連中は「検討政策局」と揶揄する。政策の決定に当たり、検討会を開いて議論し、報告書に基づいて通知を出すのだが、この検討会がやたらと多かったからだ。 検討会には学識経験者、法曹関係者、最近は一般市民代表も選出されるが、当然、医療分野の利害関係者が加わる。医師会、歯科医師会、看護協会の代表は医療政策決定上外せないが、会議が国民利用者の目線でなく、医療提供者側だという批判も多かった。 この三師会、職能団体を代表する公益法人組織であり、それぞれ会員は業務独占の国家資格を持つ。通常は厚労省の官僚とも和気あいあいの関係を保っているが、自分たちの所管領域が侵される話には敏感だ。

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