正常化への過程が生み出す懸念
新薬創出加算の「ムチ」の分析
メリルリンチ日本証券調査部アナリスト 渡辺律夫
2010年5月15日号
4月から試験的に導入された「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」(以下、新薬創出加算)制度に対し、国内外の製薬企業トップからは歓迎の声があがっている。特許期間中の薬価下落が一部で減殺され、必要度の高い薬剤の開発原資が得られるためである。 しかし、我われは本制度が明確な「アメとムチ」制度であり、今後の企業間格差を一層拡大させることは間違いないとみている。今回は、そのムチの部分について定量的な分析を試みた。
4月から試験的に導入された「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」(以下、新薬創出加算)制度に対し、国内外の製薬企業トップからは歓迎の声があがっている。特許期間中の薬価下落が一部で減殺され、必要度の高い薬剤の開発原資が得られるためである。 しかし、我われは本制度が明確な「アメとムチ」制度であり、今後の企業間格差を一層拡大させることは間違いないとみている。今回は、そのムチの部分について定量的な分析を試みた。
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