中堅メーカー再編は進むのか | 医薬経済オンライン

Holmes&Vaccine

中堅メーカー再編は進むのか

第5回　〜食品系の時間軸〜

コイツ・ドナン

2010年5月15日号

　【これまでのあらすじ】化学系中堅兼業メーカーは、いずれコア事業の体質強化に軸足をシフトする。ホームズが描いてみせたのは、20年前の欧州がそうだったように、日本でも化学系医薬品企業の合従連衡が、近い将来に起こる、というものだった。「選択と集中」は、グローバル競争に直面する化学系に限らず、兼業メーカーすべてがいずれは直面する課題だ。　日本の中堅兼業メーカーの行方が、おぼろげながら見え始めていた。確かに、化学系をはじめとする兼業メーカーにとって、医薬品をコア事業に育てていくのか、あるいは医薬品以外の本業に回帰していくのかは、少なくとも中期的に見れば大きな決断となる。とくに、日本企業には「選択と集中」を不得手としているケースが多いので、兼業メーカーが再編するためのロジックなど、私には見当もつかなかった。　私は、あえて聞くことはないとは思ったが... 　【これまでのあらすじ】化学系中堅兼業メーカーは、いずれコア事業の体質強化に軸足をシフトする。ホームズが描いてみせたのは、20年前の欧州がそうだったように、日本でも化学系医薬品企業の合従連衡が、近い将来に起こる、というものだった。「選択と集中」は、グローバル競争に直面する化学系に限らず、兼業メーカーすべてがいずれは直面する課題だ。　日本の中堅兼業メーカーの行方が、おぼろげながら見え始めていた。確かに、化学系をはじめとする兼業メーカーにとって、医薬品をコア事業に育てていくのか、あるいは医薬品以外の本業に回帰していくのかは、少なくとも中期的に見れば大きな決断となる。とくに、日本企業には「選択と集中」を不得手としているケースが多いので、兼業メーカーが再編するためのロジックなど、私には見当もつかなかった。　私は、あえて聞くことはないとは思ったが、せ

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