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海外時報

テバが世界トップ10入りする日

バイオテック規制でシェアは「団子状態」に

2010年5月15日号

 イスラエルのテバ・ファーマスーティカル・インダストリーズが6年後、世界の製薬会社トップ10入りを果たす。英国の医薬品市場分析会社エバリュエイト・ファーマが専門家による市場動向コンセンサスを予測としてまとめた「ワールド・レビュー2016」の、最も目を引く託宣がこれである。順位の変動はあるが、残り9社の顔触れは同じ。テバだけが世界市場シェアを2%から2.7%に伸ばし、昨年の15位から10位に駆け上がる状況は、冷静に考えれば何の不思議もない。各国で利用が進むテバのジェネリック・ビジネスは、新たにドイツのラチオファーム買収に競り勝ったことで、世界最大手の位置を確固たるものに強化している。その一方で、同社のブランド品である生物学的製剤コパクソンはこの1〜3月期も28%増、8億ドルに売上げを伸ばし、バイオシミラー領域の先陣を争っている。 このことから、4月には「テバの...  イスラエルのテバ・ファーマスーティカル・インダストリーズが6年後、世界の製薬会社トップ10入りを果たす。英国の医薬品市場分析会社エバリュエイト・ファーマが専門家による市場動向コンセンサスを予測としてまとめた「ワールド・レビュー2016」の、最も目を引く託宣がこれである。順位の変動はあるが、残り9社の顔触れは同じ。テバだけが世界市場シェアを2%から2.7%に伸ばし、昨年の15位から10位に駆け上がる状況は、冷静に考えれば何の不思議もない。各国で利用が進むテバのジェネリック・ビジネスは、新たにドイツのラチオファーム買収に競り勝ったことで、世界最大手の位置を確固たるものに強化している。その一方で、同社のブランド品である生物学的製剤コパクソンはこの1〜3月期も28%増、8億ドルに売上げを伸ばし、バイオシミラー領域の先陣を争っている。 このことから、4月には「テバのプ

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