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審査建言

患者の声を新薬開発支援につなげよ

財団法人日本公定書協会理事長 土井脩

2010年5月15日号

 ドラッグラグ問題にしろ、未承認効能問題にしろ、その根源は薬事行政が国民や患者のほうを向いていないというより、医療のニーズを無視していることが最大の原因である。患者の声の一部を代弁してくれるのは、関係する医学会や関係の専門医に限られ、実際に病気になっている患者の声は、「声なき声」として表に出ることは極めてまれである。 医薬品審査の担当者たちは従来から、自分たちは患者のニーズや医療のニーズに煩わされることなく、出てきたデータだけを机の上で厳格に判断するのが仕事だと考えてきた。外部の声は雑音であり、判断を誤らせる、だから無視するとの姿勢に徹している。 さらに、医療現場や患者のニーズを考えるのは厚生労働省の仕事であり、不満があるなら本省に言えばいいじゃないかと、極めてクールな姿勢で現在まで来ている。もちろん、データのみに基づく審査という点では...  ドラッグラグ問題にしろ、未承認効能問題にしろ、その根源は薬事行政が国民や患者のほうを向いていないというより、医療のニーズを無視していることが最大の原因である。患者の声の一部を代弁してくれるのは、関係する医学会や関係の専門医に限られ、実際に病気になっている患者の声は、「声なき声」として表に出ることは極めてまれである。 医薬品審査の担当者たちは従来から、自分たちは患者のニーズや医療のニーズに煩わされることなく、出てきたデータだけを机の上で厳格に判断するのが仕事だと考えてきた。外部の声は雑音であり、判断を誤らせる、だから無視するとの姿勢に徹している。 さらに、医療現場や患者のニーズを考えるのは厚生労働省の仕事であり、不満があるなら本省に言えばいいじゃないかと、極めてクールな姿勢で現在まで来ている。もちろん、データのみに基づく審査という点では、

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