医薬経済オンライン

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ベンチャー企業探訪

アリジェン製薬

「日本の力を見せつける」

2010年5月15日号

 「日本人はものまねが得意と言われる」 今年で創業10年目を迎えるバイオベンチャー「アリジェン製薬」の所源亮社長(写真)は不満げだ。欧米人に、日本は「ブロックバスター」が上市できず、「ゾロ新」しか出てこないと軽んじられることが鼻持ちならないという。 確かにブロックバスターやその候補の多くは、欧米企業が手懸けている。さも日本がイノベーションで遅れをとっているかの印象を与えているが、所社長は、世界で売上高ナンバー1を誇る高脂血症治療薬「スタチン剤」の開発には、三共(当時)の社員だった遠藤章氏、貧血に用いる「エリスロポエチン製剤」(EPO製剤)の開発には、米アムジェンとキリンビール(当時)の日本人チームが携わっていることを挙げる。「日本で有名な薬を開発しているのに、日本をバカにしている」風潮に我慢ならない様子だ。 所社長は、日本には世界に引けを...  「日本人はものまねが得意と言われる」 今年で創業10年目を迎えるバイオベンチャー「アリジェン製薬」の所源亮社長(写真)は不満げだ。欧米人に、日本は「ブロックバスター」が上市できず、「ゾロ新」しか出てこないと軽んじられることが鼻持ちならないという。 確かにブロックバスターやその候補の多くは、欧米企業が手懸けている。さも日本がイノベーションで遅れをとっているかの印象を与えているが、所社長は、世界で売上高ナンバー1を誇る高脂血症治療薬「スタチン剤」の開発には、三共(当時)の社員だった遠藤章氏、貧血に用いる「エリスロポエチン製剤」(EPO製剤)の開発には、米アムジェンとキリンビール(当時)の日本人チームが携わっていることを挙げる。「日本で有名な薬を開発しているのに、日本をバカにしている」風潮に我慢ならない様子だ。 所社長は、日本には世界に引けをとら

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