経済記事の読み方
金融庁「1億円報酬開示」の狙いは
「億万長者」氏名公表で戦々恐々するのは誰?
2010年5月15日号
10年3月期決算から、上場企業で1億円以上報酬がある役員は、氏名と受け取り金額が公表される。金融庁が3月末、企業内容の開示に関する内閣府令を改正したためだ。 「億万長者」の響きは80年代後半のバブル紳士や90年代の貸金業オーナーの登場、00年前後のITバブルで生まれた若手経営者など、功成り名を遂げた立志伝という、それまでのイメージと乖離した感はある。しかし、庶民にとっては未だに羨望の的であることに変わりない。 現行の決算報告書では、役員報酬は総額記載になっており、平均支給額は開示されているものの、社長(頭取)や取締役一人ひとりの報酬はわからない仕組みになっている。これから本番の決算発表で、いったい誰の名前が紙面を賑わすのか。味も素っ気もない定型の決算記事に、「報酬1億円以上の役員」という項目が追加されるかもしれない。
10年3月期決算から、上場企業で1億円以上報酬がある役員は、氏名と受け取り金額が公表される。金融庁が3月末、企業内容の開示に関する内閣府令を改正したためだ。 「億万長者」の響きは80年代後半のバブル紳士や90年代の貸金業オーナーの登場、00年前後のITバブルで生まれた若手経営者など、功成り名を遂げた立志伝という、それまでのイメージと乖離した感はある。しかし、庶民にとっては未だに羨望の的であることに変わりない。 現行の決算報告書では、役員報酬は総額記載になっており、平均支給額は開示されているものの、社長(頭取)や取締役一人ひとりの報酬はわからない仕組みになっている。これから本番の決算発表で、いったい誰の名前が紙面を賑わすのか。味も素っ気もない定型の決算記事に、「報酬1億円以上の役員」という項目が追加されるかもしれない。
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