中期経営計画を斬る
大日本住友製薬 中長期ビジョンの第2ステップ
2010年5月15日号
製薬企業が相次いで10年度を初年度とする中期経営計画(中計)を発表している。この中計の概要を紹介しながら、計画の実現可能性、計画に潜む問題点をチェックしてみたい。最初に5ヵ年の第2期中計を2月15日に発表した大日本住友製薬を取り上げる。 大日本住友製薬は07年に10年後の17年をターゲットにした中長期ビジョンを発表した。あるべき姿として掲げたのが、①国内の強固な収益基盤確立、②海外自販の進展、③開発パイプラインの充実だった。この第1ステップとして07〜09年度に第1期中計を推進、これを終えて第2ステップとしての第2期中計を10年度からスタートさせたわけだ。第1期は3ヵ年の計画だったが、第2期は5ヵ年となった。第1期の基盤整備の段階から、第2期は成長へ離陸する段階と位置付けているためだ。
製薬企業が相次いで10年度を初年度とする中期経営計画(中計)を発表している。この中計の概要を紹介しながら、計画の実現可能性、計画に潜む問題点をチェックしてみたい。最初に5ヵ年の第2期中計を2月15日に発表した大日本住友製薬を取り上げる。 大日本住友製薬は07年に10年後の17年をターゲットにした中長期ビジョンを発表した。あるべき姿として掲げたのが、①国内の強固な収益基盤確立、②海外自販の進展、③開発パイプラインの充実だった。この第1ステップとして07〜09年度に第1期中計を推進、これを終えて第2ステップとしての第2期中計を10年度からスタートさせたわけだ。第1期は3ヵ年の計画だったが、第2期は5ヵ年となった。第1期の基盤整備の段階から、第2期は成長へ離陸する段階と位置付けているためだ。
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