OUTLOOK・欧米のMR事情
製薬産業に必要な学習型組織
第213回
デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人
2010年5月15日号
製薬会社の経営を取り巻く環境は大きく変わってきている。とくに医療行政の変化、患者パワーの増大などから営業・マーケティングの現場は相当様子を変えてきている。しかし今、その変化への企業の対応が遅いことが指摘されている。この変化を迅速に感じ取り、変化を味方にして生き残るための方策として、今「学習型組織:ラーニングオーガニゼーション」が注目されている。 ラーニングオーガニゼーションの考え方は「学習と成長意欲を持った人間に成長の機会を与えながらも、自らも学習し進化する組織」に与えられた名称である。名付け親のひとりであるMITのピーターセンゲ氏によると、学習型組織には、特徴として次の5つの主要な学習領域があるという。 「システム思考」。これは、変化の個々の現象ではなく相互関係を見る、また静止的な断片でなく全体的な変化のパターンを見ることによって捉え...
製薬会社の経営を取り巻く環境は大きく変わってきている。とくに医療行政の変化、患者パワーの増大などから営業・マーケティングの現場は相当様子を変えてきている。しかし今、その変化への企業の対応が遅いことが指摘されている。この変化を迅速に感じ取り、変化を味方にして生き残るための方策として、今「学習型組織:ラーニングオーガニゼーション」が注目されている。 ラーニングオーガニゼーションの考え方は「学習と成長意欲を持った人間に成長の機会を与えながらも、自らも学習し進化する組織」に与えられた名称である。名付け親のひとりであるMITのピーターセンゲ氏によると、学習型組織には、特徴として次の5つの主要な学習領域があるという。 「システム思考」。これは、変化の個々の現象ではなく相互関係を見る、また静止的な断片でなく全体的な変化のパターンを見ることによって捉え、
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