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後発医薬品処方実態(09年11月)①

後発品処方割合、初の7%台に

2010年5月15日号

 厚生労働省発表の「最近の調剤医療費の動向」によれば、09年11月の後発品処方割合は市場合計が薬剤料ベースで7.0%と初の7%台へ乗った。しかし、10月に比べて、わずか0.1ポイントの上昇にしか過ぎない。また、数量ベースでは18.9%と前月の19.0%からは逆にダウンしている。 さて、薬剤料ベースの処方割合を薬効別にみると、トップはビタミン剤の44.9%(09年4月は44.7%)で以下、呼吸器官用薬の14.2%(14.0%)、消化器官用薬11.2%(10.2%)と続き順位に変動はみられないが、消化性潰瘍用剤の寄与で消化器官用薬の伸びが最も大きい。なお、唯一化学療法剤が4月の5.3%から4.9%へダウンしている。7月にはこれまでの最高7.3%に達していたが、その後減少を続け、とくに11月の落ち込みが大きかった。抗ウイルス剤の不振が原因だ。 小薬効では13.4%(09年4月10.7%)の血管拡張剤、その他の腫瘍...  厚生労働省発表の「最近の調剤医療費の動向」によれば、09年11月の後発品処方割合は市場合計が薬剤料ベースで7.0%と初の7%台へ乗った。しかし、10月に比べて、わずか0.1ポイントの上昇にしか過ぎない。また、数量ベースでは18.9%と前月の19.0%からは逆にダウンしている。 さて、薬剤料ベースの処方割合を薬効別にみると、トップはビタミン剤の44.9%(09年4月は44.7%)で以下、呼吸器官用薬の14.2%(14.0%)、消化器官用薬11.2%(10.2%)と続き順位に変動はみられないが、消化性潰瘍用剤の寄与で消化器官用薬の伸びが最も大きい。なお、唯一化学療法剤が4月の5.3%から4.9%へダウンしている。7月にはこれまでの最高7.3%に達していたが、その後減少を続け、とくに11月の落ち込みが大きかった。抗ウイルス剤の不振が原因だ。 小薬効では13.4%(09年4月10.7%)の血管拡張剤、その他の腫瘍用薬

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