医薬経済オンライン

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民主「医療議連」乱立の裏事情

族議員化で歪む政策決定

2010年5月1日号

 「『桜』と『梅』で決めて、ほかは蚊帳の外。この前と一緒ですよ」 ある民主党議員は花にたとえて皮肉交じりにこぼす。4月21日、民主党の国民生活研究会・第1分科会は、医療・介護分野で参院選マニフェストに盛り込む候補11項目を決めた。「桜」とは、党内で最もキャリアの長い医系議員、桜井充参院議員。そして、「梅」は同じく医系の若手、梅村聡参院議員だ。 11項目は、医療提供体制の整備、医療の安心・納得・安全、予防医療の推進、感染症などの対策の拡充など。医療提供体制には、医学部定員の1.5倍増、12年度診療報酬のプラス改定が含まれる。 桜井氏は「幅広い内容。多くの皆さんが支持してくれるはず」と胸を張った。その一方で、前回の衆院選マニフェストとの違いを問われると、「前回は3項目だったかな? よく知りません」とまったく関心を示さない。 公然の事実である「犬猿の仲」が...  「『桜』と『梅』で決めて、ほかは蚊帳の外。この前と一緒ですよ」 ある民主党議員は花にたとえて皮肉交じりにこぼす。4月21日、民主党の国民生活研究会・第1分科会は、医療・介護分野で参院選マニフェストに盛り込む候補11項目を決めた。「桜」とは、党内で最もキャリアの長い医系議員、桜井充参院議員。そして、「梅」は同じく医系の若手、梅村聡参院議員だ。 11項目は、医療提供体制の整備、医療の安心・納得・安全、予防医療の推進、感染症などの対策の拡充など。医療提供体制には、医学部定員の1.5倍増、12年度診療報酬のプラス改定が含まれる。 桜井氏は「幅広い内容。多くの皆さんが支持してくれるはず」と胸を張った。その一方で、前回の衆院選マニフェストとの違いを問われると、「前回は3項目だったかな? よく知りません」とまったく関心を示さない。 公然の事実である「犬猿の仲」が浮

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