医薬経済オンライン

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放射線治療薬を縛る「厳格基準」

国内開発のメドが立たない「アルファラディン」

(株)薬新 井高恭彦

2010年5月1日号

 秋田の玉川温泉、鳥取の三朝温泉、山梨の増富温泉──。ゴールデンウィークの人気スポットではない。泉源が含有するラジウムやラドンから微量な放射線が出て、免疫細胞を活性化するという話が口コミで広がり、いつしか全国各地から、がん患者が続々と訪れるようになった、いわゆる温泉療法のメッカである。 周辺の旅館は、どこも薬事法の広告規制ギリギリの際どいPR文を掲げ、集客に余念がない。最近では、「自宅でラジウム温泉に入れます」との謳い文句で、温泉地の溶岩石を販売する通信販売業者も出てきた。湯船に沈めて使えば、「遠路はるばる足を運ぶ必要はない」というわけだ。しっかりしたエビデンスなしで多くの人を魅了する様は、治療というより、むしろ信仰に近いが、放射線効果に寄せる国民の期待感は、世界唯一の被爆国であるという歴史的事実を超えて、無意識のうちにどんどん膨らんでい...  秋田の玉川温泉、鳥取の三朝温泉、山梨の増富温泉──。ゴールデンウィークの人気スポットではない。泉源が含有するラジウムやラドンから微量な放射線が出て、免疫細胞を活性化するという話が口コミで広がり、いつしか全国各地から、がん患者が続々と訪れるようになった、いわゆる温泉療法のメッカである。 周辺の旅館は、どこも薬事法の広告規制ギリギリの際どいPR文を掲げ、集客に余念がない。最近では、「自宅でラジウム温泉に入れます」との謳い文句で、温泉地の溶岩石を販売する通信販売業者も出てきた。湯船に沈めて使えば、「遠路はるばる足を運ぶ必要はない」というわけだ。しっかりしたエビデンスなしで多くの人を魅了する様は、治療というより、むしろ信仰に近いが、放射線効果に寄せる国民の期待感は、世界唯一の被爆国であるという歴史的事実を超えて、無意識のうちにどんどん膨らんでいる

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