医薬経済オンライン

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Holmes&Vaccine

中堅メーカー再編は進むのか

第4回 〜化学系の本業シフト〜

コイツ・ドナン

2010年5月1日号

 【これまでのあらすじ】ホームズは、株式の親子上場の話を通して、経営者のモラルの問題に踏み込んだ。さらに、親子上場組の協和発酵キリン、大日本住友製薬、田辺三菱製薬と、それぞれの親会社の財務体質から、これら企業が生き残っていくには「選択と集中」しかないと明言した。そのためには、製薬事業を切り離し、いわゆる本業と言われるコアの化学事業、あるいは食品事業に特化するだろうとの見立てだ。  ホームズが言うところの「選択と集中」。私は、これこそが、今までの日本企業が最も不得手としていることを思い出した。  「ホームズ。次から次へと事業の多角化を行ってきた日本企業が、選択と集中などできるのだろうか。君の言う通り、我われ西欧人が経験した再編を振り返ると、グローバル企業が買収などを繰り返すことで、市場はより限られたプレイヤーに集約していったことはわかってい...  【これまでのあらすじ】ホームズは、株式の親子上場の話を通して、経営者のモラルの問題に踏み込んだ。さらに、親子上場組の協和発酵キリン、大日本住友製薬、田辺三菱製薬と、それぞれの親会社の財務体質から、これら企業が生き残っていくには「選択と集中」しかないと明言した。そのためには、製薬事業を切り離し、いわゆる本業と言われるコアの化学事業、あるいは食品事業に特化するだろうとの見立てだ。  ホームズが言うところの「選択と集中」。私は、これこそが、今までの日本企業が最も不得手としていることを思い出した。  「ホームズ。次から次へと事業の多角化を行ってきた日本企業が、選択と集中などできるのだろうか。君の言う通り、我われ西欧人が経験した再編を振り返ると、グローバル企業が買収などを繰り返すことで、市場はより限られたプレイヤーに集約していったことはわかっている

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