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患者会

日本臨床美術協会

2010年5月1日号

誰だって褒められたい蜂谷和郎理事 「この色使い、きれいですね」 生徒一人ひとりの作品に対して、彼らは感想を述べる。決してお世辞ではなく、本当にいいと思った部分しか褒めない。生徒はその言葉にじっと耳を傾けている——。 一見、美術の授業の一コマのようだが、少し異なるところがある。生徒の多くが認知症を患っていることだ。だが、患者とは微塵も感じさせない。ただ制作に没頭している人たちが、そこにいる。 患者の作品に寸評を加える彼らは、絵画教室の先生ではなく、「臨床美術士」という資格を持った人たちだ。作品づくりを通して、患者に美術の楽しさと家族間のコミュニケーションを促す役目を担っている。医学的にも、認知症の進行を抑えるとの報告もあり、国内の病院や介護施設でも徐々に取り入れられているという。 この臨床美術について、自身も臨床美術士として現場で活躍する「... 誰だって褒められたい蜂谷和郎理事 「この色使い、きれいですね」 生徒一人ひとりの作品に対して、彼らは感想を述べる。決してお世辞ではなく、本当にいいと思った部分しか褒めない。生徒はその言葉にじっと耳を傾けている——。 一見、美術の授業の一コマのようだが、少し異なるところがある。生徒の多くが認知症を患っていることだ。だが、患者とは微塵も感じさせない。ただ制作に没頭している人たちが、そこにいる。 患者の作品に寸評を加える彼らは、絵画教室の先生ではなく、「臨床美術士」という資格を持った人たちだ。作品づくりを通して、患者に美術の楽しさと家族間のコミュニケーションを促す役目を担っている。医学的にも、認知症の進行を抑えるとの報告もあり、国内の病院や介護施設でも徐々に取り入れられているという。 この臨床美術について、自身も臨床美術士として現場で活躍する「日本

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