医薬経済オンライン

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MRを悩ます「製品価値と価格」

現場で「ブレる」新薬創出加算の意義

2010年4月15日号

 4月の試行実施まで辿り着いた「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」。中央社会保険医療協議会で日本医師会から「必要ない」と言われ、加算導入の代わりに長期収載品の追加引き下げを余儀なくされた製薬業界。批判の矢面に立たされたのは、日本製薬団体連合会・保険薬価研究委員会の長野明委員長だった。だが、長野氏は厳しい役割を受け入れながら、それでも必至に加算導入を訴えていた。 その長野氏。晴れて試行実施が決まると、今度は12年度薬価制度改革で新薬創出加算が本格的に導入されるためにも、「製品の価値と価格」を医療関係者に示す必要性を訴えるなど、加算の意義と目的のPRに余念がない。すでに医療関係者向けの説明資料もつくっている。 ところで、長野氏がPRする場面で、ある新聞記事を持ち出している。2月18日の朝日新聞朝刊である。 「診療報酬改定 薬価の削減余地は十分ある...  4月の試行実施まで辿り着いた「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」。中央社会保険医療協議会で日本医師会から「必要ない」と言われ、加算導入の代わりに長期収載品の追加引き下げを余儀なくされた製薬業界。批判の矢面に立たされたのは、日本製薬団体連合会・保険薬価研究委員会の長野明委員長だった。だが、長野氏は厳しい役割を受け入れながら、それでも必至に加算導入を訴えていた。 その長野氏。晴れて試行実施が決まると、今度は12年度薬価制度改革で新薬創出加算が本格的に導入されるためにも、「製品の価値と価格」を医療関係者に示す必要性を訴えるなど、加算の意義と目的のPRに余念がない。すでに医療関係者向けの説明資料もつくっている。 ところで、長野氏がPRする場面で、ある新聞記事を持ち出している。2月18日の朝日新聞朝刊である。 「診療報酬改定 薬価の削減余地は十分ある」

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