医薬経済オンライン

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クオール「膨張」経営の行く先

虻蜂取らずに終わるのか

2010年4月1日号

 調剤薬局大手による提携が相次いでいる。なかでも、三菱商事系のクオールは、昨年のローソンに続き、今年に入ってからというもの、グローウェルホールディングス、イオン系のメディカル一光と相次ぎ提携した。まさに手当たり次第、「膨張」とも言える戦略だ。 背後では、ヘルスケア分野の事業力強化に乗り出している三菱商事の思惑も見え隠れするが、それ以前に調剤薬局には、従来型の門前薬局というビジネスモデルを続けていけば、業界のコペルニクス的変化に取り残されかねないという焦燥感がある。 もちろん、医薬分業が進むなかで調剤機能はますます重要になっている。しかし、「専業」調剤薬局はこれまで、病医院との結びつきだけで商いをしてきた感も強く、業態としての革新がないとも言われる。果たして専業調剤薬局は業態を超えた提携戦略で生き残れるのだろうか。  調剤薬局大手による提携が相次いでいる。なかでも、三菱商事系のクオールは、昨年のローソンに続き、今年に入ってからというもの、グローウェルホールディングス、イオン系のメディカル一光と相次ぎ提携した。まさに手当たり次第、「膨張」とも言える戦略だ。 背後では、ヘルスケア分野の事業力強化に乗り出している三菱商事の思惑も見え隠れするが、それ以前に調剤薬局には、従来型の門前薬局というビジネスモデルを続けていけば、業界のコペルニクス的変化に取り残されかねないという焦燥感がある。 もちろん、医薬分業が進むなかで調剤機能はますます重要になっている。しかし、「専業」調剤薬局はこれまで、病医院との結びつきだけで商いをしてきた感も強く、業態としての革新がないとも言われる。果たして専業調剤薬局は業態を超えた提携戦略で生き残れるのだろうか。

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