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話題の焦点

「高度のがんリスクに注意」

2010年3月15日号

 模範的な生活習慣を守っていても、病気は情け容赦なく襲いくることがある。なかでも、がん遺伝子のカラクリによる絶対的宿命は避けようがない。だが、高度のがんリスクがあるとわかっていれば、わざわざその渦中に飛び込む愚は避けたい。 WHO傘下の国際機関が、最近、がんリスクのきわめて高いもの2種を公表した。 ひとつは、国際がん研究機関から「日焼け用ベッド」利用への警告。発がん性リスク最高のレベル1に分類した。紫外線照射により、皮膚黒色腫、あるいは眼球黒色腫のリスクが急上昇するとしている。 もうひとつは、国際原子力機関から「CT検査の過剰施行」に対する注意。CT1回当たりのリスクは、X線撮影500回分にも相当するという。 近年、CT利用度は著しく上昇しているが、その半数は必ずしも医学上の適応に準拠していないともいう。 超音波、あるいはMRIで代替すること...  模範的な生活習慣を守っていても、病気は情け容赦なく襲いくることがある。なかでも、がん遺伝子のカラクリによる絶対的宿命は避けようがない。だが、高度のがんリスクがあるとわかっていれば、わざわざその渦中に飛び込む愚は避けたい。 WHO傘下の国際機関が、最近、がんリスクのきわめて高いもの2種を公表した。 ひとつは、国際がん研究機関から「日焼け用ベッド」利用への警告。発がん性リスク最高のレベル1に分類した。紫外線照射により、皮膚黒色腫、あるいは眼球黒色腫のリスクが急上昇するとしている。 もうひとつは、国際原子力機関から「CT検査の過剰施行」に対する注意。CT1回当たりのリスクは、X線撮影500回分にも相当するという。 近年、CT利用度は著しく上昇しているが、その半数は必ずしも医学上の適応に準拠していないともいう。 超音波、あるいはMRIで代替することを優

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