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経済記事の読み方

銀行で増える「認知症サポーター」

なぜか認定取得に最も熱心

2010年3月15日号

 1月下旬、平日午前の東京都内。70代後半と思しき老人が、ひとり来店した。業界でも大手の部類に入る信用金庫のとある支店窓口で、通帳と印鑑を差し出して、こう告げる。「50万ほど下ろしたいので、よろしく頼みますよ」 応対した女性職員は、色褪せた定期預金通帳を見たとたん、嫌な予感がした。表紙は、自分が入社した10年前に、たまに見かけたデザインだ。恐る恐る通帳のページを開くと、案の定、いくつもの解約済みスタンプが捺してあるではないか。 「あのーお客様、この通帳ではお引き出しできないので。大変恐縮ですが……」 複数あった定期預金はすでに引き出されていて、残高はゼロだと説明しても、要領を得ない。ここに数字があるじゃないか、ハンコもある。俺のカネをどうするんだ、と大変な剣幕である。 そこで助け舟を出しに現れたのが、今、金融業界で増えている「認知症サポーター」...  1月下旬、平日午前の東京都内。70代後半と思しき老人が、ひとり来店した。業界でも大手の部類に入る信用金庫のとある支店窓口で、通帳と印鑑を差し出して、こう告げる。「50万ほど下ろしたいので、よろしく頼みますよ」 応対した女性職員は、色褪せた定期預金通帳を見たとたん、嫌な予感がした。表紙は、自分が入社した10年前に、たまに見かけたデザインだ。恐る恐る通帳のページを開くと、案の定、いくつもの解約済みスタンプが捺してあるではないか。 「あのーお客様、この通帳ではお引き出しできないので。大変恐縮ですが……」 複数あった定期預金はすでに引き出されていて、残高はゼロだと説明しても、要領を得ない。ここに数字があるじゃないか、ハンコもある。俺のカネをどうするんだ、と大変な剣幕である。 そこで助け舟を出しに現れたのが、今、金融業界で増えている「認知症サポーター」だ。

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