医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

DPP4阻害薬の活動実態

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析52

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2010年3月15日号

 後発品使用促進を旗振りに薬剤選択の裁量権が増加する形となった薬局。処方せんに記載された先発品と含量規格が異なる後発品の調剤や先発品と類似した別剤形の後発品の調剤が認められた。 しかし、これらは本当に意義のあることなのだろうか。医師が剤形や規格を重視するのは、治療効果全般を考えてのことである。合計含有量が同じなら何でも一緒という発想であり、大きな波紋を呼ぶことは間違いない。 薬は、患者が正しく服用して初めて効果を発揮するものであり、コンプライアンス向上に向けた剤形開発、味、服用回数の工夫などは成分と同様に重視しなければならない。エーザイが開発したアリセプトのゼリー状の新剤形は、アルツハイマー病患者に多い嚥下困難や薬に対する恐怖心から服用を拒否する患者に対応した画期的な製剤である。開発担当者が施設に赴き、ボランティア活動などを通じて得た貴...  後発品使用促進を旗振りに薬剤選択の裁量権が増加する形となった薬局。処方せんに記載された先発品と含量規格が異なる後発品の調剤や先発品と類似した別剤形の後発品の調剤が認められた。 しかし、これらは本当に意義のあることなのだろうか。医師が剤形や規格を重視するのは、治療効果全般を考えてのことである。合計含有量が同じなら何でも一緒という発想であり、大きな波紋を呼ぶことは間違いない。 薬は、患者が正しく服用して初めて効果を発揮するものであり、コンプライアンス向上に向けた剤形開発、味、服用回数の工夫などは成分と同様に重視しなければならない。エーザイが開発したアリセプトのゼリー状の新剤形は、アルツハイマー病患者に多い嚥下困難や薬に対する恐怖心から服用を拒否する患者に対応した画期的な製剤である。開発担当者が施設に赴き、ボランティア活動などを通じて得た貴重な

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