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この国につけるクスリ 社会保障よもやま話

後期高齢者医療制度の根本的欠陥

東京福祉大学・大学院教授 喜多村悦史

2010年3月15日号

 「国民皆保険は日本の財産」と言うけれど、それを可能にするのも壊してしまうのも、老人医療費の行方次第。従って、受診時の支払いについて、若い人で3割負担、老人が原則1割負担と相違している点は、一刻の猶予をおかずに是正すべきなのだが、論じてはいけないタブー事項らしい。もしこれを解決し、7割支給で統一するなら、保険給付費は9割から7割に削減、すなわち9分の7になるから、70歳以上にかかっている給付費を22%ほど減らせることになる。一番手っ取り早い対策だが、それに手を触れないとなると、ほかの方法を考えなければならない。 昨年暮れ、長妻昭厚生労働大臣は、後期高齢者医療制度の廃止方針を再確認したうえで、次の3点を述べている。 まず、「75歳以上の診療報酬を別体系にすることで医療費を抑制するようなことはしない」。全国民に公平な医療保険という哲学に照らせば当然のこと...  「国民皆保険は日本の財産」と言うけれど、それを可能にするのも壊してしまうのも、老人医療費の行方次第。従って、受診時の支払いについて、若い人で3割負担、老人が原則1割負担と相違している点は、一刻の猶予をおかずに是正すべきなのだが、論じてはいけないタブー事項らしい。もしこれを解決し、7割支給で統一するなら、保険給付費は9割から7割に削減、すなわち9分の7になるから、70歳以上にかかっている給付費を22%ほど減らせることになる。一番手っ取り早い対策だが、それに手を触れないとなると、ほかの方法を考えなければならない。 昨年暮れ、長妻昭厚生労働大臣は、後期高齢者医療制度の廃止方針を再確認したうえで、次の3点を述べている。 まず、「75歳以上の診療報酬を別体系にすることで医療費を抑制するようなことはしない」。全国民に公平な医療保険という哲学に照らせば当然のことだ。

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