医薬経済オンライン

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鳥インフルエンザ対策を急げ

あくまで新型インフルエンザ用の「ラピアクタ」

2010年3月1日号

 1月22日に抗インフルエンザ注射剤「ラピアクタ」(一般名=ペラミビル水和物)が緊急薬価収載された。同剤は、塩野義製薬が07年3月に米バイオクリストから導入した静注用インフルエンザ薬であるが、昨年来の新型インフルエンザ騒動に押される形で大きくメディアに取り上げられた。 適応症は「A型またはB型インフルエンザウイルス感染症」。塩野義製薬は、10年3月までに70万人分の供給量を確保できるとしており、10年3月期の売上高予想を10億円、ピーク時予想は40億円程度としている。また、小児適応の追加申請を2月15日に行った。 ペラミビルは、新型インフルエンザの大流行に対応するために、創製元の米国に先んじて、実質的に緊急承認、薬価収載された。 米国では第Ⅲ相試験が行われているが、09年10月には緊急使用許可(EUA)というプログラムを発動され、米政府と1万セットを22.5百万ドル...  1月22日に抗インフルエンザ注射剤「ラピアクタ」(一般名=ペラミビル水和物)が緊急薬価収載された。同剤は、塩野義製薬が07年3月に米バイオクリストから導入した静注用インフルエンザ薬であるが、昨年来の新型インフルエンザ騒動に押される形で大きくメディアに取り上げられた。 適応症は「A型またはB型インフルエンザウイルス感染症」。塩野義製薬は、10年3月までに70万人分の供給量を確保できるとしており、10年3月期の売上高予想を10億円、ピーク時予想は40億円程度としている。また、小児適応の追加申請を2月15日に行った。 ペラミビルは、新型インフルエンザの大流行に対応するために、創製元の米国に先んじて、実質的に緊急承認、薬価収載された。 米国では第Ⅲ相試験が行われているが、09年10月には緊急使用許可(EUA)というプログラムを発動され、米政府と1万セットを22.5百万ドル(約

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