薬価差の「多寡」で決まる後発品使用
蓋を開ければ調剤チェーン有利の改定
2010年3月1日号
民主党による日本医師会潰しと、厚生労働省の足立信也政務官と病院経営者らブレーンによる〝病院族〟が主導した医科診療報酬、日本歯科医師会が民主党に迎合してプラス改定を勝ち取った歯科診療報酬。10年度診療報酬改定には改定議論以外でも、多くのエピソードを残した。 一方、調剤報酬改定には、このような話題はほとんど聞かなかった。医科、歯科と比べ目立たない改定だったなかで、最も際立っていたのは「後発医薬品調剤体制加算」の大盤振る舞いだ。 この加算について、ある大手調剤チェーン経営幹部は話す。 「25%をめざすというのが妥当じゃないかな。30%は病院と話がついている調剤薬局以外は無理だと思うよ」 後発品調剤体制加算は、08年度改定で新設した点数で、薬局の後発品備蓄や管理コストを評価するもの。直近3ヵ月間で、後発品が記載された処方せんの受付回数の割合が30%を超...
民主党による日本医師会潰しと、厚生労働省の足立信也政務官と病院経営者らブレーンによる〝病院族〟が主導した医科診療報酬、日本歯科医師会が民主党に迎合してプラス改定を勝ち取った歯科診療報酬。10年度診療報酬改定には改定議論以外でも、多くのエピソードを残した。 一方、調剤報酬改定には、このような話題はほとんど聞かなかった。医科、歯科と比べ目立たない改定だったなかで、最も際立っていたのは「後発医薬品調剤体制加算」の大盤振る舞いだ。 この加算について、ある大手調剤チェーン経営幹部は話す。 「25%をめざすというのが妥当じゃないかな。30%は病院と話がついている調剤薬局以外は無理だと思うよ」 後発品調剤体制加算は、08年度改定で新設した点数で、薬局の後発品備蓄や管理コストを評価するもの。直近3ヵ月間で、後発品が記載された処方せんの受付回数の割合が30%を超える
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