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海外時報

大物理事長トーザン〝勇退〟の波紋

「改革失敗後」睨むPhRMA、共和党との距離見据え

2010年3月1日号

 米国製薬団体PhRMAのロビー活動を指揮してきたビリー・トーザン理事長兼CEOの勇退表明は、メディアの憶測を刺激した。いろんな情報が飛び交ったが、最も多かったのは、テコ入れした民主党の医療改革がとん挫しかけたことを機に、業界内の改革に不満を持つグループが批判を強めた結果ではないか、という見方である。 すでに市場は「改革失敗後」を読んだ展開になっているが、萎れかけた議会民主党にオバマ大統領が檄を飛ばし、上院審議の特別ルールを用いて議会を強行突破する方向に再結集が図られている。もっと重体、生命維持装置でかろうじて支えているという診断が正しいとしても、死亡宣告は出ていないのに、6月末でやめると発表する必要はないと、常識的な判断から浮かび上がった説である。 首都は記録的な大雪で身動きが取れない2月11日夜の発表だった。 3月、アストラゼネカのブレ...  米国製薬団体PhRMAのロビー活動を指揮してきたビリー・トーザン理事長兼CEOの勇退表明は、メディアの憶測を刺激した。いろんな情報が飛び交ったが、最も多かったのは、テコ入れした民主党の医療改革がとん挫しかけたことを機に、業界内の改革に不満を持つグループが批判を強めた結果ではないか、という見方である。 すでに市場は「改革失敗後」を読んだ展開になっているが、萎れかけた議会民主党にオバマ大統領が檄を飛ばし、上院審議の特別ルールを用いて議会を強行突破する方向に再結集が図られている。もっと重体、生命維持装置でかろうじて支えているという診断が正しいとしても、死亡宣告は出ていないのに、6月末でやめると発表する必要はないと、常識的な判断から浮かび上がった説である。 首都は記録的な大雪で身動きが取れない2月11日夜の発表だった。 3月、アストラゼネカのブレナン

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