医薬経済オンライン

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ベンチャー企業探訪

バイオワン

アジアで萌芽する国内不遇の血液技術

2010年3月1日号

 このところ続いた寒さと、年度末の忙しさのためだろうか。献血に訪れる人数も落ち込んでいるという。献血者数は年々減少しており、とくに若年層では、献血離れが進んでいる。厚生労働省はあの手この手で歯止めをかけようとしているが、その一方で、献血で集めた血液を有効に活用する方法に関しては、あまり動きを見せていないのが現状だ。 設立7年目を迎える「バイオワン」(東京都文京区、下坂皓洋社長)は、その一例と言える。同社は、04年に国内の献血事業を担う日本赤十字社と厚労省に、血液を有効活用する技術として、「インターセプト・ブラッド・システム」(IBS)を売り込んだ。その当時は、高い評価を与えられ、契約寸前にまで辿り着いた。しかし、未だ契約締結には至っていない。 献血は大きく分けて、「全血採血」(200ml、400ml)、「成分採血」(血漿、血小板)がある。いずれ...  このところ続いた寒さと、年度末の忙しさのためだろうか。献血に訪れる人数も落ち込んでいるという。献血者数は年々減少しており、とくに若年層では、献血離れが進んでいる。厚生労働省はあの手この手で歯止めをかけようとしているが、その一方で、献血で集めた血液を有効に活用する方法に関しては、あまり動きを見せていないのが現状だ。 設立7年目を迎える「バイオワン」(東京都文京区、下坂皓洋社長)は、その一例と言える。同社は、04年に国内の献血事業を担う日本赤十字社と厚労省に、血液を有効活用する技術として、「インターセプト・ブラッド・システム」(IBS)を売り込んだ。その当時は、高い評価を与えられ、契約寸前にまで辿り着いた。しかし、未だ契約締結には至っていない。 献血は大きく分けて、「全血採血」(200ml、400ml)、「成分採血」(血漿、血小板)がある。いずれも、

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