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「最先端医療は超ミクロ相手」

2010年2月15日号

 どんな病気でも、その進み具合や薬の効き方は、人それぞれで大きく異なる。個々人の遺伝子に違いがあるからで、その特徴を正確に見極めれば、例えば、副作用の強い抗がん剤の場合に、実際に効いてくれるかどうか事前に予測することができる。米国ではこの研究が着々と進行中だが、日本ではなぜか規制がかかっている。「目的」的には、患者個々に優しいオーダーメード化をめざす未来志向として必然的研究であるのだが。 「遺伝子」相手と並んで、もう一方の最先端研究の雄は「細胞」が相手。どちらも超ミクロの世界が探求対象となっている。 再生医療では、培養した細胞シートを用いるが、すでに眼球の角膜や、ブタの胃壁の再生、さらには世界初となる拡張型心筋症に対する心臓手術にも応用される段階に到達している。 まずは小さな臓器で治療実験を積み重ね、いずれ大きな臓器の細胞シート製造へと...  どんな病気でも、その進み具合や薬の効き方は、人それぞれで大きく異なる。個々人の遺伝子に違いがあるからで、その特徴を正確に見極めれば、例えば、副作用の強い抗がん剤の場合に、実際に効いてくれるかどうか事前に予測することができる。米国ではこの研究が着々と進行中だが、日本ではなぜか規制がかかっている。「目的」的には、患者個々に優しいオーダーメード化をめざす未来志向として必然的研究であるのだが。 「遺伝子」相手と並んで、もう一方の最先端研究の雄は「細胞」が相手。どちらも超ミクロの世界が探求対象となっている。 再生医療では、培養した細胞シートを用いるが、すでに眼球の角膜や、ブタの胃壁の再生、さらには世界初となる拡張型心筋症に対する心臓手術にも応用される段階に到達している。 まずは小さな臓器で治療実験を積み重ね、いずれ大きな臓器の細胞シート製造へと未来

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