OBSERVER
原邦夫・慶應義塾大学大学病院事務局長
2010年2月15日号
職員も業者も意識改革が必要 ——慶應大病院でも病院経営改革が必要なのでしょうか。 原 まず、施設が古いので、その更新をしなければならず、とくに大学病院が100周年を迎える2017年までに新棟を建設しないといけない。それに合わせて新しい時代のあるべき姿に、大学病院も変えていくというのが目的だ。課題はいくらでもある。経営体質や職員のマネジメント力の向上、情報システムの構築など。医療収入でもDPCの対応や医療費総額の抑制への対応もある。医療収入を効率的に確保する手段ができているのか。支出面では、医師の人件費が上昇するので財政改革は避けられない。医薬品は、年間の支出が100億円を超えている。適正な価格で仕入れ、利益がどうなっているのかを検証しなければならない。 ——政権交代しても、医療費抑制の流れは変わらないと見ますか。 原 そう思う。診療報酬改定が2年...
職員も業者も意識改革が必要 ——慶應大病院でも病院経営改革が必要なのでしょうか。 原 まず、施設が古いので、その更新をしなければならず、とくに大学病院が100周年を迎える2017年までに新棟を建設しないといけない。それに合わせて新しい時代のあるべき姿に、大学病院も変えていくというのが目的だ。課題はいくらでもある。経営体質や職員のマネジメント力の向上、情報システムの構築など。医療収入でもDPCの対応や医療費総額の抑制への対応もある。医療収入を効率的に確保する手段ができているのか。支出面では、医師の人件費が上昇するので財政改革は避けられない。医薬品は、年間の支出が100億円を超えている。適正な価格で仕入れ、利益がどうなっているのかを検証しなければならない。 ——政権交代しても、医療費抑制の流れは変わらないと見ますか。 原 そう思う。診療報酬改定が2年お
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