PMDA「事業仕分け」の号砲
「医薬品庁」は消え、民主党的吊るし上げへ
2010年2月15日号
昨年9月上旬、まだ鳩山内閣が誕生していなかった頃の話だ。 「ミスター年金」こと長妻昭氏は、行政刷新担当相での起用が取り沙汰された。本人も「霞が関の大掃除なら、ぜひやりたい」と周囲に語っていた。年金記録問題で脚光を浴びた調査・追及の手腕も存分に発揮できる。 ところが、長妻氏は「年金」への思い入れが殊のほか強かった。最終局面では「副大臣でもいいから年金を担当したい」と志願し、仙谷由人氏と入れ替わる形で厚生労働相に納まった。 もともと医療に精通しているわけではない。例えば、「DPCなら、言葉の意味から説明しないといけない」と事務方が戸惑うほど。医療政策は、突っ込んだ話ほど、専門の足立信也政務官に丸投げしてしのいでいる。 しかし、医療といっても、「ムダを省く」話になると、関心の度合いはまったく別。厚生労働省が抱える独立行政法人の改革には、並々...
昨年9月上旬、まだ鳩山内閣が誕生していなかった頃の話だ。 「ミスター年金」こと長妻昭氏は、行政刷新担当相での起用が取り沙汰された。本人も「霞が関の大掃除なら、ぜひやりたい」と周囲に語っていた。年金記録問題で脚光を浴びた調査・追及の手腕も存分に発揮できる。 ところが、長妻氏は「年金」への思い入れが殊のほか強かった。最終局面では「副大臣でもいいから年金を担当したい」と志願し、仙谷由人氏と入れ替わる形で厚生労働相に納まった。 もともと医療に精通しているわけではない。例えば、「DPCなら、言葉の意味から説明しないといけない」と事務方が戸惑うほど。医療政策は、突っ込んだ話ほど、専門の足立信也政務官に丸投げしてしのいでいる。 しかし、医療といっても、「ムダを省く」話になると、関心の度合いはまったく別。厚生労働省が抱える独立行政法人の改革には、並々なら
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