医薬経済オンライン

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後発品はどうなっていくのか

品質の不信感から生じる価格問題

第2回 信頼できるが製品は違うという論理

2010年2月15日号

 前号で1月15日に中央社会保険医療協議会で示された「現時点での骨子」のうち、「後発医薬品の使用促進について」をベースに、今後、一層強化される後発品使用促進のための誘導策の展開を見てきた。とくに、09年後半から厚生労働省が、傘下の地方厚生局を使い指導大綱の厳格運用を図る姿勢を見せ始め、後発品に関しては08年度から療養担当規則が強いプレッシャーとなって、医療機関にのしかかっている状況を報告した。 2月初旬時点では、中医協における診療報酬改定内容の論議は相変わらず再診料にスポットが当たり、後発品問題は焦点になっていない。論議自体は、このままずるずると進んで、後発品問題は知りきれトンボのような結末を迎える可能性も大きいが、それでも4月以降は、開業医を中心に「こんなはずでは」という反発が表面化する可能性は十分にある。 周知のように、地方医師会は4月1日の...  前号で1月15日に中央社会保険医療協議会で示された「現時点での骨子」のうち、「後発医薬品の使用促進について」をベースに、今後、一層強化される後発品使用促進のための誘導策の展開を見てきた。とくに、09年後半から厚生労働省が、傘下の地方厚生局を使い指導大綱の厳格運用を図る姿勢を見せ始め、後発品に関しては08年度から療養担当規則が強いプレッシャーとなって、医療機関にのしかかっている状況を報告した。 2月初旬時点では、中医協における診療報酬改定内容の論議は相変わらず再診料にスポットが当たり、後発品問題は焦点になっていない。論議自体は、このままずるずると進んで、後発品問題は知りきれトンボのような結末を迎える可能性も大きいが、それでも4月以降は、開業医を中心に「こんなはずでは」という反発が表面化する可能性は十分にある。 周知のように、地方医師会は4月1日の日本

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