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環境激変 MR進化論

フォーミュラリー上陸前夜

第52回

営業戦略アドバイザー 佐藤陽夫

2010年2月15日号

 米国の医療機関や医療保険会社が作成する「処方を推薦する医薬品リスト」のことを「フォーミュラリー」と言います。このフォーミュラリーの動向は、巡り巡ってMRの存在意義に関わるかもしれないので、注目に値します。  医薬品の採用に関しては、日本の多くの医療機関は、以下の状況にあります。  ●院内に薬事審議委員会を設置し、医薬品の採用と整理を審議しています。薬審のキーパーソンはドクターであることが多く、薬剤師の発言力は相対的に弱い状態です。  ●薬剤選択の際、効能/効果・有害事象やエビデンスよりも、ドクターの使い勝手や経済性が重視される傾向にあります。  ●医療機関では勤務医へ「院内採用医薬品集」などの名称で採用薬剤リストを公開し、ドクターはリストに掲載されている医薬品を処方しています。しかし、院外処方を許されるケースも多く、リ...  米国の医療機関や医療保険会社が作成する「処方を推薦する医薬品リスト」のことを「フォーミュラリー」と言います。このフォーミュラリーの動向は、巡り巡ってMRの存在意義に関わるかもしれないので、注目に値します。  医薬品の採用に関しては、日本の多くの医療機関は、以下の状況にあります。  ●院内に薬事審議委員会を設置し、医薬品の採用と整理を審議しています。薬審のキーパーソンはドクターであることが多く、薬剤師の発言力は相対的に弱い状態です。  ●薬剤選択の際、効能/効果・有害事象やエビデンスよりも、ドクターの使い勝手や経済性が重視される傾向にあります。  ●医療機関では勤務医へ「院内採用医薬品集」などの名称で採用薬剤リストを公開し、ドクターはリストに掲載されている医薬品を処方しています。しかし、院外処方を許されるケースも多く、リス

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