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後発医薬品処方実態(09年8月)①

後発品処方率12%台へ

2010年2月15日号

 厚生労働省発表の「最近の調剤医療費動向」によれば、09年8月の後発品処方割合は、全体で金額ベースが6.8%、数量ベースで18.7%と前月に比べていずれも0.1ポイントの上昇にしか過ぎなかった。12年度末までの数量ベース30%はあまりにもハードルが高い。厚労省は10年度後発品使用促進策として、後発品調剤体制加算の要件を処方せん枚数から3段階の数量ベースに変更し大幅加算の意向を表明しているが、果たして思惑通りに進むか疑問だ。 さて、09年8月の後発品処方割合を大薬効別にみると、トップはビタミン剤45.0%、呼吸器官用薬13.9%、消化器官用薬10.7%と順位および処方割合に変化はみられない。一方、薬効小分類では、伸展が続く血管拡張剤が12.3%と、ついに12%台に乗り金額シェアも20億円、10%を確実に超えるまでに拡大をみせている。以下、消化性潰瘍用剤8.2%(09年4月7.5%)、糖尿病用...  厚生労働省発表の「最近の調剤医療費動向」によれば、09年8月の後発品処方割合は、全体で金額ベースが6.8%、数量ベースで18.7%と前月に比べていずれも0.1ポイントの上昇にしか過ぎなかった。12年度末までの数量ベース30%はあまりにもハードルが高い。厚労省は10年度後発品使用促進策として、後発品調剤体制加算の要件を処方せん枚数から3段階の数量ベースに変更し大幅加算の意向を表明しているが、果たして思惑通りに進むか疑問だ。 さて、09年8月の後発品処方割合を大薬効別にみると、トップはビタミン剤45.0%、呼吸器官用薬13.9%、消化器官用薬10.7%と順位および処方割合に変化はみられない。一方、薬効小分類では、伸展が続く血管拡張剤が12.3%と、ついに12%台に乗り金額シェアも20億円、10%を確実に超えるまでに拡大をみせている。以下、消化性潰瘍用剤8.2%(09年4月7.5%)、糖尿病用剤8.

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