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OBSERVER

柏木實 日本保険薬局協会副会長

2010年2月1日号

 時計の針を戻してはならない ——10年4月の薬価改定後の流通改善をどう見ますか。 柏木 まず、08年4月以降の流通改善だが、調剤薬局チェーンで80%近い妥結ができたのは長足の進歩だ。厚生労働省医政局経済課も言っていたが、第1ラウンドは、そこそこの成果があったと思う。一方、医薬品卸は「卸が痛みや代償を伴った」と強調している。卸は、流通改善を①未妥結・仮納入の是正②総価取引の是正③売差マイナスの解消——を3点セットとして掲げたが、売差マイナスの解消は、一般には馴染まなかったのではないか。痛みを伴っても取り組んだのだろうが、メッセージが届かなかった。「薬価差を圧縮する」と言うなら、受け入れられると思う。 10年4月以降の第2ラウンドは、薬価差の圧縮に向かって製販需が力を合わせるべきだ。卸は痛みを引きずっていると第2ラウンドで成果が上がらない。薬価差の圧縮が必...  時計の針を戻してはならない ——10年4月の薬価改定後の流通改善をどう見ますか。 柏木 まず、08年4月以降の流通改善だが、調剤薬局チェーンで80%近い妥結ができたのは長足の進歩だ。厚生労働省医政局経済課も言っていたが、第1ラウンドは、そこそこの成果があったと思う。一方、医薬品卸は「卸が痛みや代償を伴った」と強調している。卸は、流通改善を①未妥結・仮納入の是正②総価取引の是正③売差マイナスの解消——を3点セットとして掲げたが、売差マイナスの解消は、一般には馴染まなかったのではないか。痛みを伴っても取り組んだのだろうが、メッセージが届かなかった。「薬価差を圧縮する」と言うなら、受け入れられると思う。 10年4月以降の第2ラウンドは、薬価差の圧縮に向かって製販需が力を合わせるべきだ。卸は痛みを引きずっていると第2ラウンドで成果が上がらない。薬価差の圧縮が必要な

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