医薬経済オンライン

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後発品はどうなっていくのか

それでも使用促進のハードルは下がらず

第1回 いずれ価格が問題に

2010年2月1日号

 医療を巡る課題が山積しているが、一定のペースで政策も進んでいた。特定健診、レセプトオンライン化、地域医療再生基金、後期高齢者医療制度といった新規政策は、医療費の効率的使用や抑制的政策、あるいは地方分権の動向に乗った地域解決型手法の開発などの側面を有していたが、政権交代ですべて後退、見直しが図られることになった。医療費の適正化、効率化を図る周辺政策は非現実的となり、フォーカスされたのは診療報酬改定と薬価への切り込みだけだった。つまり、医療費の直接的課題にしか関係者の関心はなく、結局、医療費を上げたくない財政当局の本音だけ見えたのが政権交代以後の動きだった。 この国では、医療費をどうしていくか、政策で体系を構築することは無理なのかもしれない。単純にかかった費用をどうするかしか考えられない。勘違いしやすいが、複雑なのは診療報酬点数表であって...  医療を巡る課題が山積しているが、一定のペースで政策も進んでいた。特定健診、レセプトオンライン化、地域医療再生基金、後期高齢者医療制度といった新規政策は、医療費の効率的使用や抑制的政策、あるいは地方分権の動向に乗った地域解決型手法の開発などの側面を有していたが、政権交代ですべて後退、見直しが図られることになった。医療費の適正化、効率化を図る周辺政策は非現実的となり、フォーカスされたのは診療報酬改定と薬価への切り込みだけだった。つまり、医療費の直接的課題にしか関係者の関心はなく、結局、医療費を上げたくない財政当局の本音だけ見えたのが政権交代以後の動きだった。 この国では、医療費をどうしていくか、政策で体系を構築することは無理なのかもしれない。単純にかかった費用をどうするかしか考えられない。勘違いしやすいが、複雑なのは診療報酬点数表であって医

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