医薬経済オンライン

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OUTLOOK・欧米のMR事情

「独立MR」出現の可能性

第206回

デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人

2010年2月1日号

 米国では、MR数が減る傾向にあり、売上げを確保するために、さまざまな試みがなされている。昔は医師にターゲットを絞ればよかったが、今や処方者だけでも、看護師や医師助手にも広がり、ほかに患者、支払者、それに行政担当者など処方に影響を与えるターゲットが広がり、MRだけではカバーしきれない状況にある。プライマリーケア分野はほとんどジェネリックで間に合う時代になり、MR不要論まで出ている。 そんななか、製薬会社に属さない独立MRの考え方が登場している。ライフサイエンス&ヘルスケアインダストリー・デロイッテ・コンサルティングのスコット・エバンゲリスタ氏とマイケル・ポーリン氏が『独立MR論』をファーマエグゼクティブ誌に発表したので検証しよう。 独立MRが、医療関係者に最適処方薬の選択を客観的に推奨する形がいいのではないか、という議論だ。独立MRはブ...  米国では、MR数が減る傾向にあり、売上げを確保するために、さまざまな試みがなされている。昔は医師にターゲットを絞ればよかったが、今や処方者だけでも、看護師や医師助手にも広がり、ほかに患者、支払者、それに行政担当者など処方に影響を与えるターゲットが広がり、MRだけではカバーしきれない状況にある。プライマリーケア分野はほとんどジェネリックで間に合う時代になり、MR不要論まで出ている。 そんななか、製薬会社に属さない独立MRの考え方が登場している。ライフサイエンス&ヘルスケアインダストリー・デロイッテ・コンサルティングのスコット・エバンゲリスタ氏とマイケル・ポーリン氏が『独立MR論』をファーマエグゼクティブ誌に発表したので検証しよう。 独立MRが、医療関係者に最適処方薬の選択を客観的に推奨する形がいいのではないか、という議論だ。独立MRはブラン

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