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製薬産業は自動車産業から学べ

2010年2月1日号

 昨年最後のRISFAXの1面は、「増加するMRの交通事故」と題する、いつもとは少し趣の違う記事だった。しかし、無類のクルマ好きの筆者には、大変興味を惹かれるものだった。 国民皆保険制度がスタートした60年頃の日本は、まさにモータリゼーションの幕開けであった。他方、ファイン・ケミカルとしての製薬産業は成長分野として大きな注目を集めていた。そして、製薬と自動車の両産業は、復興日本の象徴的存在とも目されていた。 両産業の共通項を独断と偏見で挙げれば、①技術革新を継続達成するための研究開発が最大の課題②グローバル産業として世界市場が対象であり、国際化が不可欠③いずれの製品にも、ある種のリスクを持っている④行政による規制が比較的強い⑤専門職的な営業活動が必要⑥武田や豊田など創業家の名称を冠した企業が存在感を示している──など。 他方、クスリの側に立って相違...  昨年最後のRISFAXの1面は、「増加するMRの交通事故」と題する、いつもとは少し趣の違う記事だった。しかし、無類のクルマ好きの筆者には、大変興味を惹かれるものだった。 国民皆保険制度がスタートした60年頃の日本は、まさにモータリゼーションの幕開けであった。他方、ファイン・ケミカルとしての製薬産業は成長分野として大きな注目を集めていた。そして、製薬と自動車の両産業は、復興日本の象徴的存在とも目されていた。 両産業の共通項を独断と偏見で挙げれば、①技術革新を継続達成するための研究開発が最大の課題②グローバル産業として世界市場が対象であり、国際化が不可欠③いずれの製品にも、ある種のリスクを持っている④行政による規制が比較的強い⑤専門職的な営業活動が必要⑥武田や豊田など創業家の名称を冠した企業が存在感を示している──など。 他方、クスリの側に立って相違点

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