調剤実績データ
後発医薬品処方実態(09年7月)②
血管拡張剤とその他の腫瘍用薬の伸びが顕著
2010年1月15日号
厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」によれば、09年4〜7月累計の後発品市場規模(薬剤料)は全体で前年同期比40.7%の大幅増788億円に達し、処方割合も6.0%から6.6%へ0.6ポイントの拡大を見せた。 大薬効分類ではトップの循環器官用薬が76.9%増と好調で、24.2%と市場のほぼ4分の1を占めている。その他の薬効は市場全体の伸びを下回っている。 一方、小薬効では血管拡張剤とその他の腫瘍用薬の伸びが注目される。血管拡張剤の場合は、アムロジピン製剤の寄与によるもので前年同期比3.7倍の77億円と前年の4位からトップに躍り出た。処方割合も3.7%から11.3%へと急上昇を示している。その他の腫瘍用薬は14億円と小規模ながら2.3倍の伸びで、処方割合も2.0%から3.4%へ上昇、特に7月単月では4.7%に達している。これは、09年5月初収載のビカルタミド(先発品アストラゼネカのカソデックス)15...
厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」によれば、09年4〜7月累計の後発品市場規模(薬剤料)は全体で前年同期比40.7%の大幅増788億円に達し、処方割合も6.0%から6.6%へ0.6ポイントの拡大を見せた。 大薬効分類ではトップの循環器官用薬が76.9%増と好調で、24.2%と市場のほぼ4分の1を占めている。その他の薬効は市場全体の伸びを下回っている。 一方、小薬効では血管拡張剤とその他の腫瘍用薬の伸びが注目される。血管拡張剤の場合は、アムロジピン製剤の寄与によるもので前年同期比3.7倍の77億円と前年の4位からトップに躍り出た。処方割合も3.7%から11.3%へと急上昇を示している。その他の腫瘍用薬は14億円と小規模ながら2.3倍の伸びで、処方割合も2.0%から3.4%へ上昇、特に7月単月では4.7%に達している。これは、09年5月初収載のビカルタミド(先発品アストラゼネカのカソデックス)15品
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