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海外時報

薬剤貢献度が低下した過去10年

2010年代はジェネリック、医療改革、薬価制限

2010年1月1日号

 米ABCニュースとメッドページ・トゥデイという医学情報サイトがまとめた、00年代最初の10年間に見たインパクトの大きな医学的進歩のランキングは、米国製薬業界がついに展望を開くことのできなかった状況を、自ずと語っている。医学・医療の専門家800人の意見と、医学史研究者の委員会の協議を総合した結果である。 ①ヒトゲノムの発見をベッドサイドへ ②医師と患者が医療でITを活用 ③禁煙法規の整備とキャンペーンの成功 ④心臓疾患死亡率の10年40%削減 ⑤幹細胞研究と臨床応用の始まり ⑥がん標的療法の登場 ⑦HIVの薬剤併用療法による延命効果 ⑧小侵襲処置とロボティック手術の進歩 ⑨ホルモン置換療法の副作用の確認 ⑩脳ニューロンを見る機能的MRI 4位の心臓血管疾患治療の改善の半分は、スタチン剤の予防療法の手柄、6位は「ハーセプチン」と「グリベック」、7位が一連の抗ウイ...  米ABCニュースとメッドページ・トゥデイという医学情報サイトがまとめた、00年代最初の10年間に見たインパクトの大きな医学的進歩のランキングは、米国製薬業界がついに展望を開くことのできなかった状況を、自ずと語っている。医学・医療の専門家800人の意見と、医学史研究者の委員会の協議を総合した結果である。 ①ヒトゲノムの発見をベッドサイドへ ②医師と患者が医療でITを活用 ③禁煙法規の整備とキャンペーンの成功 ④心臓疾患死亡率の10年40%削減 ⑤幹細胞研究と臨床応用の始まり ⑥がん標的療法の登場 ⑦HIVの薬剤併用療法による延命効果 ⑧小侵襲処置とロボティック手術の進歩 ⑨ホルモン置換療法の副作用の確認 ⑩脳ニューロンを見る機能的MRI 4位の心臓血管疾患治療の改善の半分は、スタチン剤の予防療法の手柄、6位は「ハーセプチン」と「グリベック」、7位が一連の抗ウイル

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