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経済記事の読み方

がん検診受診率向上に保険会社が奔走

国の政策目標達成に一役買う

2010年1月1日号

 国が定めるがん検診の受診率達成に向けて、各自治体の動きが慌ただしくなってきた。この3年間で50%以上の受診率を求められているものの、達成できる地方自治体はほとんどないと言われている。無料クーポンの配布で、検診率が一気に高まるのでないかとの期待も一部にはあるが、20%にも満たない現状と、目標との乖離は埋まりそうもない。 そこに救いの手を差し伸べているのが、がん保険を扱う保険会社や地元の金融機関だ。地域を担当する営業職員などが受診を促す声を掛け、窓口には、がんの恐ろしさや検診の重要性を記したパンフレットを置くなど、啓発活動に努めている。受診者に景品を配る金融機関も出てきた。 自治体とタッグを組む金融機関では「社会貢献の一環として、地域の(がん検診)受診率向上に一役買いたいという思いで全面的に協力している」と声を揃える。だが、この連携には別の思...  国が定めるがん検診の受診率達成に向けて、各自治体の動きが慌ただしくなってきた。この3年間で50%以上の受診率を求められているものの、達成できる地方自治体はほとんどないと言われている。無料クーポンの配布で、検診率が一気に高まるのでないかとの期待も一部にはあるが、20%にも満たない現状と、目標との乖離は埋まりそうもない。 そこに救いの手を差し伸べているのが、がん保険を扱う保険会社や地元の金融機関だ。地域を担当する営業職員などが受診を促す声を掛け、窓口には、がんの恐ろしさや検診の重要性を記したパンフレットを置くなど、啓発活動に努めている。受診者に景品を配る金融機関も出てきた。 自治体とタッグを組む金融機関では「社会貢献の一環として、地域の(がん検診)受診率向上に一役買いたいという思いで全面的に協力している」と声を揃える。だが、この連携には別の思惑も

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