調剤実績データ
後発医薬品処方実態(09年7月)①
急伸展する合成抗菌剤とその他の腫瘍用薬
2010年1月1日号
厚生労働省発表の「最近の調剤医療費の動向」によれば、09年7月の後発品処方割合は、全体で金額ベースが6.7%、数量ベースで18.6%と09年4月に比べ、いずれも0.3ポイントの上昇だった。9月の薬価調査の結果からは、金額ベース7.7%、数量ベース20.2%と発表されたものの、必ずしも順調に進んでいるとは言えまい。後発品調剤率が7月は42.5%と09年1月の44.9%をピークに減少傾向にあり、この点の改善が後発品処方伸展への大きなカギを握っている。 さて、09年7月の後発品処方割合を大薬効別にみると、トップ3はビタミン剤44.9%、呼吸器官用薬13.9%、消化器官用薬10.5%と順位および処方割合に変化はみられない。唯一、化学療法剤が合成抗菌剤の健闘で4月の5.3%から7.3%へ大きく伸びている。一方、薬効小分類では、アムロジピンの寄与で伸展が続く血管拡張剤が11.9%と勢いに衰えはみられず、金額的...
厚生労働省発表の「最近の調剤医療費の動向」によれば、09年7月の後発品処方割合は、全体で金額ベースが6.7%、数量ベースで18.6%と09年4月に比べ、いずれも0.3ポイントの上昇だった。9月の薬価調査の結果からは、金額ベース7.7%、数量ベース20.2%と発表されたものの、必ずしも順調に進んでいるとは言えまい。後発品調剤率が7月は42.5%と09年1月の44.9%をピークに減少傾向にあり、この点の改善が後発品処方伸展への大きなカギを握っている。 さて、09年7月の後発品処方割合を大薬効別にみると、トップ3はビタミン剤44.9%、呼吸器官用薬13.9%、消化器官用薬10.5%と順位および処方割合に変化はみられない。唯一、化学療法剤が合成抗菌剤の健闘で4月の5.3%から7.3%へ大きく伸びている。一方、薬効小分類では、アムロジピンの寄与で伸展が続く血管拡張剤が11.9%と勢いに衰えはみられず、金額的に
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