2010年業界動向を占う
再編へ風雲急を告げる後発品
2010年1月1日号
今年は干支で言えば寅年、何かが起こる可能性が大きい年だ。過去も歴史に残る出来事が生じている。政治・経済の動きはともかく製薬業界に焦点を絞っても問題の多い年になる。第1に国内では民主党政権で医療行政、薬事行政がどうなるのか注目される。すでに6.2%の薬価引き下げ、4800億円の薬剤費削減の方向が打ち出されている。第2はグローバルに主力製品の特許切れが一斉に訪れる時期を迎えていることだ。カバーする有力新薬に欠け、これが再編加速要因になっている。 このような時期に、わが国製薬企業が成長確保へどのような戦略をとるか、その行方を占ってみたい。今回は後発品を取り上げる。現在の業界環境、話題性から注目されるだけでなく、これを巡る動きがさまざまな形で表面化することが考えられるためだ。
今年は干支で言えば寅年、何かが起こる可能性が大きい年だ。過去も歴史に残る出来事が生じている。政治・経済の動きはともかく製薬業界に焦点を絞っても問題の多い年になる。第1に国内では民主党政権で医療行政、薬事行政がどうなるのか注目される。すでに6.2%の薬価引き下げ、4800億円の薬剤費削減の方向が打ち出されている。第2はグローバルに主力製品の特許切れが一斉に訪れる時期を迎えていることだ。カバーする有力新薬に欠け、これが再編加速要因になっている。 このような時期に、わが国製薬企業が成長確保へどのような戦略をとるか、その行方を占ってみたい。今回は後発品を取り上げる。現在の業界環境、話題性から注目されるだけでなく、これを巡る動きがさまざまな形で表面化することが考えられるためだ。
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