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interview

日本糖尿病学会理事長(東大大学院医学系研究科教授)・門脇孝

㈱薬新 井高恭彦

2009年12月15日号

インクレチン薬で糖尿病治療が変わる DPP4阻害薬、GLP1受容体作動薬など、インクレチン作用に着目した2型糖尿病治療薬が09年末から10年にかけて、続々と登場する。治療トレンドがどう変化し、既存薬市場にどんな影響を与えるか。日本糖尿病学会の門脇孝理事長に聞いた。——万有製薬と小野薬品が共同開発した国内初のDPP4阻害薬シタグリプチンが承認され、ノバルティスファーマのビルダグリプチンも来年早々、承認を取得する見通しです。門脇 海外の大規模臨床研究で、2型糖尿病治療は早期軽症の時期から厳格な血糖コントロールを実施する重要性が認められた。しかし、その際、ハードルとなるのが、低血糖と血糖低下に伴う体重増加だ。そうしたなか、DPP4阻害薬は低血糖や体重増加が起こりにくい。あるいは、ほとんど認められない。今の糖尿病治療ニーズを満足させる画期的な薬剤になる可能... インクレチン薬で糖尿病治療が変わる DPP4阻害薬、GLP1受容体作動薬など、インクレチン作用に着目した2型糖尿病治療薬が09年末から10年にかけて、続々と登場する。治療トレンドがどう変化し、既存薬市場にどんな影響を与えるか。日本糖尿病学会の門脇孝理事長に聞いた。——万有製薬と小野薬品が共同開発した国内初のDPP4阻害薬シタグリプチンが承認され、ノバルティスファーマのビルダグリプチンも来年早々、承認を取得する見通しです。門脇 海外の大規模臨床研究で、2型糖尿病治療は早期軽症の時期から厳格な血糖コントロールを実施する重要性が認められた。しかし、その際、ハードルとなるのが、低血糖と血糖低下に伴う体重増加だ。そうしたなか、DPP4阻害薬は低血糖や体重増加が起こりにくい。あるいは、ほとんど認められない。今の糖尿病治療ニーズを満足させる画期的な薬剤になる可能性が

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