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OBSERVER

遠藤邦夫・矢野経済研究所首席研究員

2009年12月1日号

医薬品卸は瀬戸際にいる——この2年近く価格が下落しました。来年4月の薬価改定で、価格交渉が仕切り直しになっても、値引き率の圧縮は難しいのでは。遠藤 難しい。リセットしても戻るというわけにはいかないだろう。調剤薬局は経営が厳しくなる。薬学6年制に対応した教育実習の場が、薬剤師のリクルートの手段になると、中小の調剤薬局は、組織化を図らないと対応できない。薬剤師のスキルアップは強くなるのは必然の流れ。人件費を考えれば、卸に厳しい姿勢で臨むことになる。——卸の再編はありますか。遠藤 今の体制で終わるかどうかも、ベストかどうかもわからない。卸が複数あれば競争になるわけで、将来的に武田系と非武田系の2社というのもある。まだ、決着はついていない。共創未来グループや葦の会の流れがどこに行くのか、ひとつのポイントになる。東邦ホールディングスがかつて0.5強(3.5強)... 医薬品卸は瀬戸際にいる——この2年近く価格が下落しました。来年4月の薬価改定で、価格交渉が仕切り直しになっても、値引き率の圧縮は難しいのでは。遠藤 難しい。リセットしても戻るというわけにはいかないだろう。調剤薬局は経営が厳しくなる。薬学6年制に対応した教育実習の場が、薬剤師のリクルートの手段になると、中小の調剤薬局は、組織化を図らないと対応できない。薬剤師のスキルアップは強くなるのは必然の流れ。人件費を考えれば、卸に厳しい姿勢で臨むことになる。——卸の再編はありますか。遠藤 今の体制で終わるかどうかも、ベストかどうかもわからない。卸が複数あれば競争になるわけで、将来的に武田系と非武田系の2社というのもある。まだ、決着はついていない。共創未来グループや葦の会の流れがどこに行くのか、ひとつのポイントになる。東邦ホールディングスがかつて0.5強(3.5強)と呼

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