医薬経済オンライン

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ウォッチ・診療報酬改定

エポックメーキングな次回改定

第1回 医療構造変革の助走にも

2009年12月1日号

 来年4月には診療報酬改定が行われる。医療界にとっては2年に1度の恒例イベントだが、今回はかなり様相が違う。政権交代下で初めて行われる改定であり、行政刷新会議による事業仕分けでの基本的な考え方に沿って、本格的な改定論議が始まる点も異質だ。また、中央社会保険医療協議会の人事も日本医師会推薦枠がなくなるという未曾有の事態となった。医療法を含めた基本的な医療制度の行方と絡んだ論議が進むのは必至で、当面は医師不足が焦点となることが予想されるが、健康保険制度そのものも揺らぐ可能性もある。次回改定は助走にして、介護報酬改定とリンクする12年に向けても、制度論議の展開には目を離せない。  診療報酬は事実上、マイナス改定が続いている。次回改定は社会保障重視の新政権への期待から引き上げを予測する向きもある。確かに、医師不足、産科医療への手当てなど、問題が深刻化...  来年4月には診療報酬改定が行われる。医療界にとっては2年に1度の恒例イベントだが、今回はかなり様相が違う。政権交代下で初めて行われる改定であり、行政刷新会議による事業仕分けでの基本的な考え方に沿って、本格的な改定論議が始まる点も異質だ。また、中央社会保険医療協議会の人事も日本医師会推薦枠がなくなるという未曾有の事態となった。医療法を含めた基本的な医療制度の行方と絡んだ論議が進むのは必至で、当面は医師不足が焦点となることが予想されるが、健康保険制度そのものも揺らぐ可能性もある。次回改定は助走にして、介護報酬改定とリンクする12年に向けても、制度論議の展開には目を離せない。  診療報酬は事実上、マイナス改定が続いている。次回改定は社会保障重視の新政権への期待から引き上げを予測する向きもある。確かに、医師不足、産科医療への手当てなど、問題が深刻化し

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