医薬経済オンライン

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第一三共が抱える「11年」問題

屋台骨に響きかねない3つのリスク

2009年12月1日号

日本の製薬大手が苦しむ「2010年問題」に無縁とされてきた第一三共。しかし、意外と知られていないが、その翌年の11年以降には、同社の屋台骨を揺るがすようなリスクが待ち構えている。順を追って説明しよう。メドコによる直接比較試験米国の薬剤給付管理(PBM)会社大手のメドコ・ヘルスソリューションズが10月20日に発表したニュースリリースに、イーライリリーだけでなく、第一三共の米国事業担当者は驚きを隠せなかっただろう。1万4000人の急性冠状動脈症候群患者を対象に、抗血小板剤「エフィエント」(一般名プラスグレル)と、すでに第一選択薬となっている「プラビックス」(クロピドグレル、ブリストルマイヤーズスクイブとサノフィアベンティスが共同販売)との直接比較試験を行うと表明したからだ。PBMとは、薬剤費の請求や支払業務を代行するだけでなく、医薬品卸や製薬会社との価格... 日本の製薬大手が苦しむ「2010年問題」に無縁とされてきた第一三共。しかし、意外と知られていないが、その翌年の11年以降には、同社の屋台骨を揺るがすようなリスクが待ち構えている。順を追って説明しよう。メドコによる直接比較試験米国の薬剤給付管理(PBM)会社大手のメドコ・ヘルスソリューションズが10月20日に発表したニュースリリースに、イーライリリーだけでなく、第一三共の米国事業担当者は驚きを隠せなかっただろう。1万4000人の急性冠状動脈症候群患者を対象に、抗血小板剤「エフィエント」(一般名プラスグレル)と、すでに第一選択薬となっている「プラビックス」(クロピドグレル、ブリストルマイヤーズスクイブとサノフィアベンティスが共同販売)との直接比較試験を行うと表明したからだ。PBMとは、薬剤費の請求や支払業務を代行するだけでなく、医薬品卸や製薬会社との価格交渉

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