「現場主義」で突き進む新生中医協
「医療再生」で吠える山形大・嘉山医学部長の狙い
(株)薬新 井高恭彦
2009年11月15日号
民主党新政権による委員構成見直しで、中央社会保険医療協議会論議に、早くも「化学反応」が出ている。これまで慣例や不文律でがんじがらめになっていた議事進行や委員発言が解き放たれ、問題の所在や、議論の内容がよりわかりやすくなった。とはいえ、残された時間はあとわずか。裏方に徹する厚生労働省事務局の焦りはピークに達している。
厚労省の足立信也政務官は、新生中医協の人選に際して「現場主義」を重視。周知の通り、日本医師会執行部3人は再任せず、代わりに新しい委員を入れた。同時に、診療側の医師代表の委員構成を開業医3人、病院2人から、開業医2人、病院3人に変えた。
再開後、急ピッチで進む中医協論議で、奔放かつ緻密な発言を繰り返し、毎回〝台風の目〟となっているのが、新たに診療側委員となった山形大学の嘉山孝正医学部長(写真)。自民党の舛添要一前厚労相が設置し...
民主党新政権による委員構成見直しで、中央社会保険医療協議会論議に、早くも「化学反応」が出ている。これまで慣例や不文律でがんじがらめになっていた議事進行や委員発言が解き放たれ、問題の所在や、議論の内容がよりわかりやすくなった。とはいえ、残された時間はあとわずか。裏方に徹する厚生労働省事務局の焦りはピークに達している。
厚労省の足立信也政務官は、新生中医協の人選に際して「現場主義」を重視。周知の通り、日本医師会執行部3人は再任せず、代わりに新しい委員を入れた。同時に、診療側の医師代表の委員構成を開業医3人、病院2人から、開業医2人、病院3人に変えた。
再開後、急ピッチで進む中医協論議で、奔放かつ緻密な発言を繰り返し、毎回〝台風の目〟となっているのが、新たに診療側委員となった山形大学の嘉山孝正医学部長(写真)。自民党の舛添要一前厚労相が設置した「
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